元U-19日本代表の渡邊凌磨がインゴルシュタットとの契約を2年延長 来季トップデビューへ前進

2013年U-17W杯で活躍 インゴルシュタットU-23チームで高評価をつかむ

 ブンデスリーガのインゴルシュタットのU-23チームに所属する元U-19日本代表MF渡邊凌磨が、クラブとの契約を2年間更新した。インゴルシュタットの公式サイトで発表されている。

 渡邊は前橋育英高校時代に世代別代表に入り、2013年U-17ワールドカップに出場するなど、将来を嘱望されるアタッカーとしてユース年代から大きな期待を受けていた。2014年度の第93回全国高校サッカー選手権、星稜との決勝戦では後半に左サイドをドリブル突破してからの切り返しからゴール右隅を揺らすビューティフルゴールを決めて、一躍その名を轟かせた。

 高校卒業後は早稲田大学に進学したが、入学直後にインゴルシュタットからのオファーを受けて入団。2シーズンにわたってBチームで研鑽に励んでいた。そのプレーぶりを評価したクラブ側は、渡邊との契約延長を決断した。

 公式サイトによるとトーマス・リンケSDは「リョウマ・ワタナベはU-23チームで素晴らしい発展を遂げている。チームの練習、そしてトレーニングにも継続的に参加している。彼のテクニック、そしてゲームに臨む賢さは我々を納得させるものだった」と、20歳となった日本人アタッカーに高い評価を与えている。

 この記事では「この攻撃的プレーヤーは、来季の2017-18シーズンからFCインゴルシュタットのプロシーズンに向けて、確かな場所を持っている」と、トップチーム登録も示唆している。インゴルシュタットは第30節終了時点でブンデス17位と降格圏内にいるが、日本のプロクラブを経ずに海外組となった渡邊には、新たな海外組として注目が集まりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

画像●インゴルシュタット公式サイトのスクリーンショットです

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