バスティアの一部サポーターが暴徒化 リヨンの選手を二度襲撃し試合中止に

リーグアンで起きた相手サポーターと選手の乱闘騒ぎ

 フランス屈指の名門クラブであるリヨンが、暴徒化したファンからの被害を受けた。現地時間16日に行われる予定だったリーグアン第33節、敵地でのバスティア戦で、試合前とハーフタイム中と立て続けに襲撃を受け、試合が中止になった。

 英紙「デイリー・ミラー」は動画付きで今回の事件を報じている。バスティアの本拠地であるアルマン・チェザーリでの衝突は、まず試合前のウォーミングアップの段階で起こったという。バスティアのサポーターと何かしらの諍いがあったのか、GKマテュー・ゴルジュランに対して何十人ものサポーターがゴール裏のスタンドからピッチへ次々となだれ込んだ。

 暴徒化したファンとリヨンの選手、スタッフがにらみ合いとなり、ゴルジュランに対してボールがぶつけられ、元マンチェスター・ユナイテッドのFWメンフィス・デパイらも被害を受けるなど緊迫したムードとなった。

 この事態を受けて試合は1時間近く遅延してキックオフされたものの、一度高まった憎悪の感情は再びハーフタイムに爆発してしまった。再びファンがなだれ込むと、今度は殴り合いにまで発展。GKアントニー・ロペスら選手が2度目の襲撃を受けて試合は中止となった。

 

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