「少しずついいものをもたらしてくれる」 テネリフェ柴崎の適応の努力を同僚MFが太鼓判

地元ラジオ局でサンスが証言 「努力は非常に大きなもの」

 テネリフェに加入したMF柴崎岳は2日のリーガ・エスパニョーラ2部第31節オビエド戦に向けてトレーニングに励んでいるが、MFアイトール・サンスが柴崎の適応具合に太鼓判。「少しずつ僕らにいいものをもたらしてくれる」と証言している。地元ラジオ局「カデナ・セール」が報じている。

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 サンスはかつて2010年から13年にかけてオビエドでプレーした経験を持ち、シーズン終盤戦のタイミングで古巣との戦いに臨む。

「自分自身がどういう心境で決断を下したかは覚えていないが、自分がオビエドを去りたいと言った。このクラブは経済的に複雑だったが、今ではテネリフェにいることがとても幸せだ」

 万感の一戦に対してモチベーションを高めているが、それ同時に気遣いを見せているのは、柴崎についてだ。

 サンスは移籍加入直後に心身のコンディションを崩しながらも、チームに適応しようとしている日本人ミッドフィールダーについて温かい視線を送っている。

「彼が取り組んでいる努力は非常に大きなものだと思っている。とてもいい人間だし、テネリフェに加入して大きな変化が起きたのにかかわらず、少しずつ僕らにいいものを提供してくれている」

 チームメートからも新天地に溶け込もうという努力を認められ始めた柴崎。前節カディス戦ではベンチ入りしたが、試合展開の影響で出番が巡ってこなかった。2試合ぶりの出場機会をつかんで明確な結果を残すことはできるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

 

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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