飛行機事故の悲劇に遭ったシャペコエンセ バルサが唯一3000万円の経済的サポートを行う

開幕前の親善試合にも招待し連帯を示す

 ブラジル1部シャペコエンセは昨年11月の飛行機事故で監督、コーチングスタッフに加え、主力19選手が死去する悲劇に見舞われた。世界中のクラブが悲運のクラブへの助力を申し出て連帯感を示したが、実際に経済的なサポートを行ったのは1クラブのみだったことが明らかになった。スペインラジオ局「カデナ・セール」のインタビューに、シャペコエンセのプリニオ・ダビデ・デネス・フィーリョ会長が語ったもの。

「バルセロナは我々への連帯感を示した最初のクラブだった。そして現在のところ、我々を経済的にサポートしてくれた唯一のクラブだ。彼らは25万ユーロ(約3000万円)を送ってくれたんだ」

 スペイン王者バルセロナは、有言実行のチャリティー精神を示したと会長は明らかにした。バルセロナは開幕前に行われる恒例の親善試合ジョアン・ガンペール杯に、シャペコエンセを招待している。通常はスペインリーグ開幕前に行われているが、今年は特例的に今季終了直後に行われるようだ。「5月になるだろう。5月18日から26日の間になる」とフィーリョ会長は語った。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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