ミラン指揮官、去就不透明な本田の起用を明言 「クリスマスまでに間違いなくプレーさせる」

モンテッラ監督は本田に賛辞「プロ意識の高い選手。自分のキャリアで上位5人に入る」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は今季先発出場1試合、プレー時間合計81分間にとどまっている。冬の移籍市場で放出も噂されるなか、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は「クリスマスまでには間違いなくプレーさせる」と本田の起用を明言した。

 ミランは4日に本拠地でクロトーネと対戦する。前日会見に出席したモンテッラ監督は、4試合連続ベンチスタートの本田について言及。「本田は、模範的なプロ意識の高い選手。自分のキャリアで知り合った監督、選手の中でも上位5人に入るだろう。称賛するよ。信じられないほどだ」と賛辞の言葉を並べている。

 本田は指揮官の好む4−3−3システムで右ウイングが定位置だが、同ポジションでは元U−21スペイン代表FWスソがここ3試合4ゴールと絶好調を維持している。モンテッラ監督も「(本田は)ミランでスソのプレースタイルにかなり近いと思うので、今はスソを好んでいる。このフォーメーションでは、他のポジションでの起用は考えていないので、彼は不利になっている」と語り、指揮官自らスソがファーストチョイスであると認めた。

 ただし、その一方で「でも今からクリスマスまでには間違いなくプレーさせる」と本田の起用も明言している。今季いまだにゴール・アシストともにゼロに陥っている不振の10番は、与えられたチャンスをモノにできるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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