長友所属のインテル、ピオリ新監督が就任! クラブ内の協議難航でずれ込むもついに決定

デブール前監督は85日間、公式戦14試合の指揮も、成績不振を理由に解任

 日本代表DF長友佑都が所属のインテルは、8日にステファノ・ピオリ新監督が就任したことを発表した。

 中国企業の蘇寧グループに株式約70%を売却したインテルは、今季の開幕前から監督人事をめぐるドタバタ劇が続いていた。リーグ開幕まで2週間を切ったプレシーズンに移籍市場での方針で対立したロベルト・マンチーニ元監督と事実上の解任とされる契約解除で袂を分かつと、フランク・デブール前監督を招へいした。

 しかし、それからわずか85日間、公式戦14試合の指揮で成績不振を理由にデブール監督を解任すると、後任もすんなりと決まらなかった。現地メディアでは、ハビエル・サネッティ副会長やピエロ・アウシリオSDなどイタリアに拠点を置く勢力はピオリ氏を推し、中国サイドの蘇寧グループは難色を示して別の後任候補の名前を挙げる事態に陥っていた。

 チームはその間にユースチームを指揮していたステファノ・ヴェッチ氏を暫定監督に据え、今月4日をメドに後任監督を決定する予定だったが、話し合いが難航した結果、8日までズレ込んだ模様だ。

 現在、15日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選サウジアラビア戦に向けた日本代表に合流している長友はイタリアに戻り次第、飽和状態にあるサイドバック争いから抜け出すためのアピールをする必要に迫られた。果たしてインテルは、ここからピオリ氏の下で巻き返しを図れるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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