J2降格の名古屋、ジュロヴスキー監督との契約満了 万感のラストメッセージは「VIVA GRAMPUS」

小倉前監督の後任として第2ステージ第10節から指揮 一時は残留圏まで浮上も…

 今季、クラブ史上初のJ2降格という憂き目に遭った名古屋グランパスは6日、ボスコ・ジュロヴスキー監督が今季限りで契約満了と発表した。今季から就任した小倉隆史GM兼監督は成績不振で休養となり、後任としてジュロヴスキー監督にバトンタッチ。第2ステージ第10節のFC東京戦から指揮を執り、田中マルクス闘莉王の加入もあって一時は残留圏の15位まで浮上したが、終盤に失速して最終節で湘南に1-3と敗れ、チームの降格が決まった。ジュロヴスキー監督就任後の成績は3勝2分3敗だった。

 ジュロヴスキー監督はクラブを通じて以下のコメントを残した(原文ママ)。

「今回、名古屋グランパスを去ることになり、悲しい気持ちでいっぱいです。出来ることなら、もう少しだけ時間があれば、違う結果になっていたかもしれません。ただ、そういった限られた時間の中で、選手、スタッフ、ファン・サポーターの皆さんの お陰で充実した時間が過ごせました。皆さんへの感謝は尽きません。

 何より本当に、ファン・サポーターの皆さんの想いは私に多くの力を私に与えてくれました。特に、アルビレックス新潟戦前のファン・サポーター皆さんからのメッセージ動画は、 お互いにリンクしているという絆を実感させられました。それが新潟戦の勝利に繋がったことは言うまでもありません。本当に感謝しています。

 また湘南ベルマーレ戦後、私の挨拶時にスタジアム全体から沸き起こる歓声、 拍手を生涯忘れることは無いと思います。例えクラブがJ2となっても、私や選手がクラブを去っても、名古屋グランパスと ファン・サポーターの皆さんは常にあり続けます。

 だから、ファン・サポーターの皆さんには私からお願いがあります。これからも名古屋グランパスを支え続けて下さい。名古屋グランパスが再びJ1のクラブとなるために、皆さんの想いで力を与えて下さい。私から、名古屋グランパスと名古屋グランパスを愛する全ての人々へメッセージを贈ります。この言葉を忘れないでください。

“VIVA GRAMPUS”

 名古屋グランパスのJ1昇格だけではなく、それ以上の飛躍と発展を心から願っています」

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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