ハリルJに再挑戦する“万能型FW”大迫 好調ケルンでのデータから見えた昨季との変化とは

チームが低調だったヘルタ戦ではミスも

 10月22日に行われたヘルタ・ベルリン戦(1-2)は、相手も今季勢いに乗るチームであり、また原口元気との日本人対決も注目された。しかしながらケルンはこの試合で初黒星を喫し、スタメン出場の大迫も前半終了前に負傷した影響もありハーフタイムで交代となった。

 この試合のケルンは、シュートそのものは打てているものの、各攻撃回数に対しての割合は低くなった。この割合が低いケースはバイエルン戦など過去にもあったが、それらの試合よりに比べてこの試合ではボール保持の時間が長かったにもかかわらず、シュートへ持ち込めなかった点が課題として挙げられる(DATA 3参照)。

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 大迫はゲーム序盤こそ安定したプレーを見せていたが、時間の経過とともに少しずつボールロストが増えていった。前半のみの出場でありながら、ボールコントロールミスはチームワーストの3回、前半のボールロスト数もワースト2位の9回。もっとも後半から大迫に代わって入ったビッテンコートもボールロスト数は12回を記録しており、悪い流れを変えられなかった。これまでのケルンの攻撃はモデストと大迫の良好な関係から生まれるケースが多かったが、それが機能しなくなった際の対処に課題があることが明確となった。

 

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