ミランが逸材を獲り逃がす… 今夏交渉したウルグアイ新鋭MFが来季ユベントス移籍へ

ボカの19歳MFベンタクール、イタリア王者への移籍合意が迫る

 日本代表FW本田圭佑の所属するACミランは、移籍市場でまたしても後手を踏んだことが明らかになった。今夏の移籍市場で獲得寸前に至りながらも中国人オーナーからの資金投入の遅れで契約に至らなかったボカ・ジュニアーズの19歳ウルグアイ人MFロドリゴ・ベンタクールが、来夏ユベントスに移籍することで合意寸前になったという。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 ボカのダニエル・アンジェリッシ会長が、ベンタクール放出でユベントスとの交渉が順調に進んでいると明らかにしたという。合意している移籍金は940万ユーロ(約10億8000万円)。来年6月まで期限付き移籍の形で、ボカでプレーする可能性が浮上している。

 レアル・マドリード、アーセナルも獲得に乗り出した次代のスター候補がユベントスに加わろうとしているが、移籍市場で失態続きのミランにとってはさらなる悲報だ。今夏のマーケットで獲得に乗り出し、年俸などでベンタクール個人と合意に至っていた。だが、クラブの身売り交渉の遅れに加え、新オーナーからの緊急融資が認められず、交渉を完結できなかった。

 今季は移籍金9000万ユーロ(約103億円)でライバルのナポリからアルゼンン代表FWゴンサロ・イグアインを引き抜くなど、セリエA6連覇へ死角ゼロのユベントスだが、将来に向けた布石も着々と打っている。3年連続で欧州カップ戦出場権を失ったミランと、“貴婦人”の異名で知られるユーベとの差は開く一方だ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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