レスターCL初戦“岡崎ベンチ外”の理由を監督吐露 「そのために岡崎はスタンド観戦になった」

ラニエリ監督は岡崎外しについて、「ターゲットマンが必要だったから」と明かす

 レスター・シティの日本代表FW岡崎慎司は、14日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第1戦クラブ・ブルージュ戦でベンチ外となり、CLデビューはお預けとなった。レスターを率いるクラウディオ・ラニエリ監督はこの試合で岡崎を外したことについて「ターゲットマンが必要だったから」と戦術的な理由と説明した。英紙「デイリー・メール」が報じている。

 CL初参戦のレスターは、前半5分にMFマーク・オルブライトンのゴールで幸先よく先制。さらにアルジェリア代表MFリヤド・マフレズが直接FKとPKで加点し、3-0とCL初勝利を手にした。

 岡崎はリーグ戦3試合連続続スタメン中で、昨季から引き続きイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディと相性抜群のコンビを築いていた。しかし、この試合ではクラブ史上最高額の移籍金3000万ユーロ(約34億5000万円)で獲得したアルジェリア代表FWイスラム・スリマニがデビューを果たし、FWレオナルド・ウジョア、FWアーメド・ムサも途中出場したため、岡崎以外のストライカーは全てピッチに立った。

  岡崎を信頼するラニエリ監督だが、日本のエースを外す決断の背景にはロングスローが得意のDFルイス・エルナンデスが起用されたことがあったようだ。セットプレーで優位に立つために、身長186センチと高さのあるスリマニ起用を優先したという。

「我々にはターゲットマンがいる。それが重要だった。彼はボールをフリックし、エリア内で危険な存在となれる。我々はゆっくり彼のことを理解していく必要がある。彼は私の要求を全てこなそうとしてくれた。彼のパフォーマンスに満足している。我々のスピリッツを持っている」

 

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