リーガ開幕戦1G1Aの清武の高まるスペインでの評価 ビジャレアル戦で地元紙一斉の先発予想

4−3−3の左ウイングか4−1−4−1の右MF

 日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャは、現地時間28日にリーガ・エスパニョーラ第2節ビジャレアル戦に臨む。開幕戦で1ゴール1アシストと活躍した清武は現地での評価が高まっている。スペイン地元紙がビジャレアル戦で軒並み先発予想に名を連ねている。

 清武は第1節エスパニョール戦の前半22分にCKキッカーを務め、FWダリオ・ビエットのヘディングシュートでの今季初ゴールをアシスト。その後も幅広く攻撃の局面にかかわり続け、後半29分にはMFフランコ・バスケスが中央でボールをキープすると、右サイドのスペースに向かってスプリント。ボールを受けると右足で落ち着いてシュートを決めて、デビュー戦で初ゴールをゲット。6-4の撃ち合いの勝利の立役者となった。

 鮮烈なデビューに、地元紙も特集記事を組むなど注目度が急上昇中の清武だが、スペイン最大の全国紙「マルカ」は4-3-3システムの3トップ左で先発と予想している。一方で同じマドリードの「AS」は4-1-4-1システムの右サイドハーフに配されている。

 セビージャのホルヘ・サンパオリ監督は試合中でも目まぐるしくポジションやフォーメーションを変えるスタイルで、万能性の高い清武ならばどのポジションでも対応可能と見られているようだ。

 対戦相手のビジャレアルは2011-12シーズンこそ2部降格の憂き目にあったが、1シーズンで1部復帰するなどリーガ上位争いの常連だ。開幕節ではスタメン出場した元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトもスタメン起用されると予想されている。UEFAスーパー杯のレアル・マドリード、スペインスーパー杯のバルセロナ、そして大量補強のエスパニョールに続いてリーガ屈指の実力派クラブにも結果を残せれば、清武の評価はさらに高まるはずだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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