セビージャ清武がレアル相手に奮闘 120分間の走行距離「15.7キロ」で“サンパオリ流”を体現

UEFAスーパー杯に右ウイングで先発 全選手中2位の運動量で新監督にアピール

 現地時間9日に行なわれたUEFAスーパーカップ、レアル・マドリード対セビージャは、延長戦の末に3-2でレアルが勝利した。この試合で日本代表MF清武弘嗣は先発フル出場を果たし、公式戦デビューを飾った。UEFA公式サイトによると、清武の120分間の走行距離はなんと15.712キロにも及んだ。

 試合前にはUEFA公式サイトでベンチスタートと予想された清武だったが、ホルヘ・サンパオリ新監督はシーズン最初の公式戦で清武を3トップの右に抜擢。公式戦初陣がいきなり“白い巨人”との激突となった日本人アタッカーは、自身の持ち味である足もとの技術と連動性のある動きでチームに貢献しようと努めた。

 それを象徴したのが、この試合の走行距離だった。前半終了時でチーム3位の5.83キロを計測した清武だったが、後半以降もその運動量は落ちなかった。試合はセビージャが2-1と1点リードして終盤を迎えるも、後半アディショナルタイムにDFセルヒオ・ラモスにゴールを決められ、延長戦に突入した。

 その後も中に入り込むプレーなどで動き回った清武は、15.712キロもの走行距離をマーク。プレーエリアも右サイドだけでなく中央や左サイドにも幅広く顔を出し、守備でも労を惜しまずに戻ったことが数字で証明された。

 

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