“チャイナ・ミラン”の名門再建プランが判明! EL3連覇のセビージャ監督を招聘へ

買収交渉を進める中国人グループがエメリ監督を後任候補にリストアップ

 ACミランの買収交渉を進めている中国人グループが、3年連続で欧州カップ戦出場権を逃した凋落の名門復活に、セビージャでUEFAヨーロッパリーグ(EL)3連覇を成し遂げた名将ウナイ・エメリ監督の招聘に動いていることが明らかになった。イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。

 ミランは先月シニシャ・ミハイロビッチ前監督を解任後、クリスティアン・ブロッキ監督が2カ月契約で就任した。リーグ戦6試合では2勝2分2敗と不甲斐ない内容で、7位に終わった。さらにイタリア杯決勝ユベントス戦にも0-1で敗れて準優勝に終わり、来季のEL出場権を手にできなかった。

 ミランの親会社フィニンベスト社と株式70%を買収する独占交渉権を手にした中国人グループは、セビージャでEL3連覇という偉業を成し遂げたエメリ氏を後任候補に挙げているという。

 ミランは2014年1月にマッシミリアーノ・アッレグリ監督を解任後、クラレンス・セードルフ、フィリッポ・インザーギ、ブロッキとトップチームでの指揮経験のないクラブOBを祭り上げ、短期間で解任するという迷走を続けてきたが、中国人グループによる買収交渉が進めば、久々の大物監督招聘に現実味が高まる。2017年6月でスペイン強豪と契約満了になる44歳の名将を引き抜き、バイエルン・ミュンヘンのモロッコ代表DFメディ・ベナティアの獲得にも水面下で動いているとレポートされている。アジア市場開拓の旗頭としてプレーしていた日本代表MF本田圭佑の去就にも、大きな影響を与えそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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