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レアルが今夏獲得を狙う2人のFWが断言 「C・ロナウドがいるなら移籍しない」
不動のエースが補強の障害に? レバンドフスキ、モラタとも難色か
世界最高の選手の存在が、新戦力獲得に大きな影響を及ぼしてしまっている。レアル・マドリードは来季に向けて新たなストライカーの獲得を目指しているが、有力候補とも見られている2人のターゲットは、「クリスティアーノ・ロナウドがいるなら移籍しない」と語っているという。スペイン地元紙「スポルト」が報じている。
その2人の選手とは、バイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキと、ユベントスのスペイン代表FWアルバロ・モラタ。彼らはフロレンティーノ・ペレス会長が獲得を希望している選手だという。獲得に必要な資金は、レバンドフスキが移籍金8000万ユーロ(約101億円)、元レアルのモラタの場合は買い戻しオプション3500万ユーロ(約44億円)と言われている。
しかし、どうやら問題はお金のことではないようだ。2人は“白い巨人”で不動の地位を築くカリスマの存在が、移籍の障害になると考えているようだ。レポートによると、レバンドフスキは「もしクリスティアーノがいるなら、移籍しない」と親しい知人に明かしたというのだ。
そして、モラタも同様の理由でマドリードへの帰還を渋っているという。モラタはレアルの下部組織出身だが、出場機会を求めてイタリアへ渡った経緯がある。ユーベでは今季のリーグ戦で26試合出場のうち、先発は13試合と確固たる地位を確立できているわけではないが、レアルでベンチに座るよりはユーベでレギュラーを務めるほうが望ましいと考えているという。
ペレス会長との関係悪化が囁かれ、パリ・サンジェルマンなどへの移籍の可能性も報じられているロナウド。レアルではチームトップの得点力を誇る唯一無二の存在だが、その存在が大きすぎるが故、選手の補強にまで影響を及ぼしているという。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images