マンUの哲学に合うのは… 来季監督候補のモウリーニョにライバル出現か

育成手腕に長けた現トットナム監督のポチェッティーノ氏が急浮上

 来季のマンチェスター・ユナイテッドの監督就任へ向けて、交渉がスタートしていると報じられている“スペシャル・ワン”ことジョゼ・モウリーニョ氏。しかし、そこには意外な障害物があるという。英紙「サン」が報じている。

 その障害物とは、ライバルの存在であるという。ユナイテッドの首脳部は、モウリーニョ氏とともに、現在トットナムで指揮を執るマウリシオ・ポチェッティーノ監督を、次期指揮官として比較検討していると報じている。スペインとイングランドで確かな実績を残してきているポチェッティーノ氏は、今季もトットナムを率いて第25節終了時点で2位につけるなど、プレミアリーグの舞台で存在感を発揮している。

 両者を比較した際、モウリーニョ氏が高額な補強費を厭わずに自らが好むすでに完成された選手をリクエストするタイプなのに対して、ポチェッティーノ氏は若い才能を活用して魅力的なサッカーを展開するとしている。現在のユナイテッドで指揮を執るルイス・ファン・ハール監督は、すでに460億円とも言われる補強費をつぎ込んでいるが、それに見合った結果が出ているとは言い難い。それもまた、ポチェッティーノ氏急浮上の背景にあるのかもしれない。

 果たして、来季の“赤い悪魔”を率いるのは、この両者のどちらかになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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