大会史上初ハットでバルサのCWC決勝進出を決めたスアレスがV宣言 「優勝カップをバルセロナに持ち帰る!」

11年大会以来の栄冠獲得にバルセロナが王手

 世界最高峰の点取り屋の力を見せつけた。バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、17日のクラブワールドカップ準決勝の広州恒大(中国)戦で、ハットトリックを達成。3-0の勝利の立役者となった。

 試合前のバルセロナには、不穏な空気が漂っていた。大会前の8日の練習中に、ブラジル代表FWネイマールが左太もも裏を故障。試合当日には、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが尿管結石の影響で急きょ欠場することが発表された。「MSN」と呼ばれる史上最強3トップでは、「S」のスアレスが唯一の出場選手となった。

 だが、そのスアレスが怒涛のゴールラッシュを見せた。まず前半39分、クロアチア代表MFラキティッチの強烈なミドルシュートを相手GKが弾き返したところに反応し、先制点を押し込んだ。これが、ゴールショーの幕開けとなった。

 後半5分には美しいゴールを決めた。スアレスがポストプレーでスペイン代表MFアンドレス・イニエスタにボールを落とすと、相手最終ラインの裏へダッシュ。イニエスタが出した浮き球パスを胸で受けると、そのまま右足でボレーシュートを決めた。後ろから来るボールを一度も地面に落とすことなく決めた一撃だった。

 そして、締めくくりは後半22分。FWムニルが倒されて得たPKを、ゴール左に蹴り込んだ。これでハットトリックを達成し、バルセロナがそのまま3-0で勝利した。

 

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