浦和の興梠が前日練習で負傷離脱 逆転での年間1位を狙うチームに暗雲漂う

紅白戦で相手と接触 古傷の首を痛める

 逆転での年間1位奪取を狙う浦和に、暗雲が漂っている。22日に行われるリーグ最終節の神戸戦、1トップで先発の可能性が高かったFW興梠慎三が、21日の前日練習中に負傷離脱した。

 ウォーミングアップを終え、メインの練習メニューの紅白戦がスタートしてすぐのことだった。興梠が相手との接触後にピッチに倒れ込んだ。左肩を回すようなしぐさをしていたが、練習続行は不可能と判断してクラブハウスに引き上げた。

 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は試合に向けた記者会見で、「以前に痛めた首だ。あまりいい状態ではない。明日の状態で判断したい」と語るにとどめた。興梠は、今季のリーグ開幕戦となった湘南戦(3月7日)のゲームでFKを頭で合わせて得点したが、その際に首を痛めた。3月末から欠場が続き、4月は全くゲームに出場できなかった原因となった古傷を痛めてしまった格好だ。

 1トップのもう1人の候補で、ここ2試合で連続スタメンのFWズラタンは、17日にスロベニア代表として欧州選手権プレーオフを戦い、移動と時差調整の関係からベンチスタートが有力視されていた。ズラタンの先発出場が難しければ、FW李忠成がセカンドステージ第2節の山形戦(7月15日)以来のスタメン出場となりそうだ。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング