不整脈を乗り越えたユーベの鉄人 復帰戦のCLボルシアMG戦で貴重な同点弾

ユーベに期待の男が帰還

 不整脈による手術から復活したスイスの鉄人が、変わらぬ運動量と、勝負強さを見せつけた。

 ユベントスのスイス代表DFステファン・リヒトシュタイナーは3日、UEFAチャンピオンズリーグ敵地ボルシア・メンヘングラードバッハ戦で9月23日のリーグ・フロジノーネ戦以来となる出場を果たした。その復帰戦で勝ち点1を呼び込む貴重な同点ゴールを決めた。

 リーグ4連覇の主力となった男に、異変が起きたのは1カ月半ほど前だった。9月23日のゲームで前半45分のみの出場でピッチを後にすると、チームから不整脈による離脱が発表された。その後、10月2日に心臓内部の不整脈の原因となっている部分を小さく高周波電流で焼き切る「アブレーション」という手術を受け、再起を図っていた。

 そして、約1カ月が経過し、このCL第4節で復帰を果たした。リヒトシュタイナーは、4-3-1-2システムの右サイドバックでスタメン起用されると、チームを救う大きな結果まで残した。0-1のビハインドで迎えた前半44分、フランス代表MFポール・ポグバの浮き球によるパスに走り込むと、右足でボレーシュート。サイドネットに突き刺さる同点ゴールを決めた。

 その後、後半8分にトップ下で出場のMFエルナネスが退場処分となり、苦しい展開に陥った。だが、リヒトシュタイナーはフル出場し、敵地での一戦で貴重な勝ち点1を持ち帰った。

 

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