今季6敗目で解任危機のモウリーニョ 試合後は「何も言うことはない」を連発

リバプールに惨敗 TV取材を55秒で切り上げる

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督の顔には、悲壮感が漂っていた。このポルトガル人指揮官が率いるチェルシーは、31日に行われたホームでのリバプール戦に1-3で敗れ、プレミアリーグ11試合目にして早くも6敗目を喫した。意気消沈の指揮官は試合後、英放送局「BTスポーツ」のTVインタビューで「何も言うことはない」を連発。わずか55秒でインタビューを切り上げ、その場を立ち去った。
 リバプール戦では開始4分にMFはラミレスのヘディングシュートで先制しながら、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョに個人技から2得点を奪われて逆転。後半アディショナルタイムにも失点し、絶対的な強さを誇る本拠地スタンフォード・ブリッジで1-3と惨敗した。
 モウリーニョ監督は、インタビュー冒頭から「何も言うことはない」を連発。リバプールMFルーカス・レイバがラミレスの突破をファウルで止めたシーンでは、ベンチから飛び出し2枚目のイエローカードが出なかったことに激しいジェスチャーを交えて抗議していたが、インタビューではこれについても「何も言うことはない」とコメントを控えた。
 FWディエゴ・コスタがDFマルティン・シュクルテルに不要なラフプレーを行ったシーンについても、「申し訳ないが、何も言うことはない」と口をつぐんだ。判定に不満を爆発させ、度重なる審判批判を行ったことで罰金処分を食らっていたこともあり、指揮官は沈黙を貫いた。

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