退団のドログバがクラブに残した最後の言葉 「チェフを残すべきだ」

黄金期を共に築いた守護神の残留を切望

 今季限りでチェルシーを退団するFWディディエ・ドログバが、クラブにGKペトル・チェフの慰留に努めることを提言している。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
 今季ガラタサライからチェルシーへの復帰を果たしたドログバは、出場機会を求めて退団を決意した。2004年から8年間、チェルシーの歴代最高ストライカーとして黄金期を築き、今季の復帰で5季ぶりのリーグ制覇に貢献。最高の形でロンドンを去るドログバだが、最後にチームにアドバイスを残している。
「クラブは彼を残すべきだ。我々はペトル・チェフがいかなる人物 かを理解している。サポーターの声援を聞きなよ。彼が残るのに十分な理由だ。もちろん、最後に決めるのは彼だ。どんな結末になっても、クラブは彼の決断を尊重しなければならない。だけど、もし彼が残留を望むなら、彼は今以上に歓迎されることになる」
 チェフは、これまで絶対的守護神として君臨してきた。だが、今季はアトレチコ・マドリードから復帰したGKティボ・クルトワに定位置を奪われ、リーグ戦出場が7試合に留まっている。いまだ世界最高峰レベルの実力を備えるGKは、他クラブへの移籍が濃厚とされている。
 しかし、長年クラブを共に支えたエースは、チェフが今後もチェルシーのゴールマウスを守り続けることを切に願っているようだった。
【了】
サッカーマガジ ンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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