エイバル監督、リーガ会長の“乾移籍発言”に言及 「本当に決定事項なのかどうか…」
乾はレアル・ソシエダ戦で2戦ぶり先発もスコアレスドロー 次節は噂のベティスと対戦
エイバルに所属する日本代表MF乾貴士は、現地時間1日に行われたリーガ・エスパニョーラ第30節レアル・ソシエダ戦(0-0)で2試合ぶりに先発出場し、後半33分までプレーした。試合後、チームを率いるホセ・ルイス・メンディバル監督は乾の去就について発言したことをスペイン紙「マルカ」が伝えている。
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日本代表の3月シリーズに未招集だった乾だが、この日は2列目左サイドでキックオフの笛を聞いた。前半28分には左サイドでボールを持った乾がMFホアン・ホルダンを目がけたグラウンダーのクロスを送り、その直後には乾がクロスをヘディングで再び折り返す波状攻撃を見せたものの、得点にはつながらなかった。
この日のドローによってUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の6位セビージャとは勝ち点差6の暫定10位となり、EL出場権はかなり厳しい状況となった。それでも「結果は悪くない」と話したメンディバル監督に質問が飛んだのは、リーガ会長であるハビエル・テバス会長の“乾の移籍”発言についてだ。会長という立場ながら同氏は「来季はベティスに行く」との発言したことが現地でも話題となっているが、指揮官はそれについて聞かれてこう問われている。
「私はそれが本当に決定事項なのかどうなのか知らない。だけど、彼もその可能性について言及することはできるだろう。ただ私はそれについて何も知らないから、話すことはないよ」
移籍の噂について、否定も肯定もすることはなかった。奇しくも現地時間7日に行われる第31節はベティス戦となる。「次はベティスと戦わないといけない。試合に勝つための選択肢を作っていく」とメンディバル監督は話しているが、両チームの激突では乾への注目度が上がることになりそうだ。