ハリルJ、混迷の本質は「一人ひとりのミス」 柴崎岳が主張「他に原因を求めすぎ」

「僕も含めて個人のパフォーマンスが上がれば…」

 マリ戦で出番が訪れなかった柴崎だが、ピッチの外からチームの戦いぶりを冷静に眺めていたようだ。試合後には戦術的な課題を指摘する声も上がっている一方、柴崎は「もうちょっと自分たちのパフォーマンスの質の低さにフォーカスするべきだと思う」と、個々のプレーの質に原因を求めている。事実、マリ戦ではパスミスやトラップミスなども目立った。MF長谷部誠(フランクフルト)も「いくら戦術があっても、ミスが多すぎた」と振り返っている。

 ハリルジャパンは混迷に陥りつつあるが、柴崎の見解は至ってシンプルだ。「僕も含めて、個人のパフォーマンスが上がれば、チームとしてのパフォーマンスも上がると思う」というもの。裏返せば、個の質が低下すれば、チームとしての質も下がる。柴崎はあくまでも“個のパフォーマンス向上”を訴え、「そこに集中してプレーするべきではないかと思う。今は他に原因を求めすぎな部分もある」と懸念を示す。

「一人ひとりのミス」をどれだけ減らせるか。“仮想ポーランド”として組まれている27日のウクライナ戦では、その点も注目ポイントになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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