プレミア連続出場記録を持つ43歳フリーデルが今季限りで現役引退へ

クラブ側が発表、フリーデル「成し遂げてきたことを誇りに思う」

 トットナムに所属する元アメリカ代表GKブラッド・フリーデルが今季限りでの現役引退を発表した。クラブの公式ウェブサイトで伝えている。

 43歳と大ベテランのフリーデルは、1994年にデンマークでプロキャリアをスタート。トルコや母国アメリカでのプレーを経てイングランドへ渡ると、その後はリバプールをはじめブラックバーン、アストン・ビラなどで長らく活躍した。

 2011年に移籍したトットナムでは、後にリヨンから加入するフランス代表GKウーゴ・ロリスにポジションを譲ったものの、2004年から2012年まで足掛け8年でプレミアリーグ最多となる310試合連続出場という偉業を達成している。

「自分のキャリアで成し遂げてきたことを誇りに思う。この旅を始めた時、これだけ長く、実に23年にも渡り、数々の素晴らしいクラブでプレーするとは思ってもいなかった」

「一つ寂しくなりそうなことは、スタッフや選手との交流がなくなることだ。これは他の何にも変えられないものだからね。僕は素晴らしい機会に恵まれている。これからFOX TVでの仕事もあるし、プロのコーチングライセンスを取ることも出来るんだ」

 今月18日に44歳を迎えるフリーデルは、クラブの公式サイトでこのようにコメントを残している。現役から退くことへの寂しさも明かしているが、すでにクラブのアンバサダーとして働くことも決定するなど、今後もサッカー界との関わりは続いていくようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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