不振の名門にビッグニュース

　ACミランが今夏の移籍市場で2012シーズンにパリ・サンジェルマンへと放出したスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチを再び買い戻す可能性が急浮上している。イタリア地元紙「トゥット・スポルト」が一面で報じた。

　ミランは2年連続で欧州のカップ戦出場権を失うことが濃厚となっている。迷走する名門は、33歳の天才を再び獲得するために年俸700万ユーロ（約9億1000万円）に成果給も準備。記事によると、PSGとイブラの関係が悪化し、ミランに付け入る隙があると分析している。代理人のミノ・ライオラ氏とアドリアーノ・ガリアーニCEOは移籍に関する会談を 持ったという。

　トゥット・スポルトのみならず、衛星放送「スカイ・イタリア」もイブラヒモビッチのミラン復帰の可能性をリポートし、ミランはPSGにイブラ獲得についての打診を既に済ませていると伝えた。

　現在、アジアの実業家と株式の売却交渉を進めているシルビオ・ベルルスコーニ会長だが、同時に今夏の移籍市場の戦略についても投資家グループと擦り合わせを行っていると報じられている。