帰ってきたリバプールの新星 チームの得点力不足を「今の僕なら解決できる」

長期負傷離脱から復帰

 リバプールのFWサメド・イェシルが、得点力不足で苦しむチームでの活躍に意欲を示した。英地元紙「デイリー・スター」が報じている。
 イェシルは2011年に開催されたU-17ワールドカップで6ゴールを記録し、シルバーシューを受賞。その活躍が認められ、12年にバイエル・レバークーゼンからリバプールに移籍を果たしたものの、度重なる膝の負傷によってピッチに立てない日々が続いていた。
 しかし、先日行われたU-21トットナム戦で今季初出場を果たすと、2得点の活躍で3-1の勝利に貢献。格の違いを見せつけた。
 現在、トップチームは、バルセロナ へと移籍したFWルイス・スアレスの穴を埋め切れず、FWダニエル・スターリッジも負傷離脱でシーズンの大半を棒に振っている。その影響で深刻な得点力不足に陥っている。トップ4でフィニッシュする可能性もほぼ消滅。そんな中、長いリハビリ生活から復帰を果たしたイェシルは、リバプールの新たなストライカーに名乗りを上げた。
「(シーズン前に起きた)2回目の負傷は正直、本当につらかった。もうどうしていいか分からなかったからね。だけど、幸運なことに、僕の周りには素晴らしい人たちがたくさんいた。その人たちのおかげで、僕は大きな自信とモチベーションを持って帰ってこれた。みんながいなければ腐っていたよ。だけど、今の僕ならリバプールの問題を解決できると信じている」
 各世代別ドイツ代表に選ばれ続けるストライカーは、失意のリバプールに光明を照らす救世主となりえるかもしれない。
【了】
サッカーマガジンZONE編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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