プレミア首位のチェルシーが、来季に向けて移籍金1億ポンド(約180億円)でレアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルとフランス代表DFラファエル・ヴァランの獲得に乗り出していることが明らかになった。英地元紙「ザ・サン」が報じた。 今季リーグ優勝に王手をかけているジョゼ・モウリーニョ監督は、来季の補強に向けて古巣レアルの2人にターゲットを絞ったという。ヴァランとベイル獲得に向けて、180億円という衝撃的な移籍金を準備していたが、レアルのフィオレンティーノ・ペレス会長はチェルシー側の提示を拒否する構えだという。 レアルは、カルロ•アンチェロッティ監督の今季限りでの退任の可能性も浮上している。だが、ペレス会長はイタリア人指揮官の去就にかかわらず、2人を慰留する方針だと伝えられている。 ベイルは2013年にトットナムから史上最高額の移籍金9100万ユーロ(118億円)でトットナムから移籍してきた。これはペレス会長の肝いりの補強と呼ばれている。ヴァランはモウリーニョ監督がレアル監督時代に発掘したと呼ばれる逸材だが、どちらも白い巨人は180億円を積まれても手放すつもりはないようだ。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images