インテル長友、無念のイタリア杯8強敗退 ミラノダービーで対面のスソにアシスト許す

準々決勝でミランに0-1敗戦 長友は左SBで先発フル出場

 インテルの日本代表DF長友佑都は、27日のイタリア杯準々決勝ACミランとのダービーマッチに左サイドバックで先発フル出場を果たした。相手のエース、スペイン代表FWスソ封じが期待されたが、延長戦で華麗な決勝アシストを許す無念の結末となり、インテルは0-1で敗退した。

 リーグ戦で格下相手に2連敗を喫したジェンナーロ・ガットゥーゾ監督率いるミランの執念に、インテルは延長前半14分に崩れた。

 一瞬の隙を突かれた。MFケシエから右サイドでボールを受けたスソは長友と対峙する。ドリブルを仕掛けて中央にボールを持ち出すと、長友の対応が一瞬遅れた。インテル最終ラインの裏へ、左足で浮き球のラストパスを送ると、走り込んだFWクトローネがゴール前でフリーになり、ダイレクトでゴール。クロスの行方を眺めた長友は悔しそうに足を叩いた。

 攻勢を仕掛けていたはずのインテルにとっては、痛恨の失点となった。長友はミランの攻撃の起点となる技巧派レフティー、スソ封じが使命だった。スソはポスト直撃弾を放つなど、見せ場を作っていた。

 長友は試合直前にインテルの公式テレビ「インテルTV」に登場。「一番思い出深いダービー? 初めての試合です。僕たちが勝ち、感動しました。ダービーを戦うのは夢でしたから。この試合に、僕たちは勝たなければならない」と、伝統のダービーマッチに向けて必勝の思いを吐露していたが、インテルはこれでイタリア杯から無念の敗退。長友も相手の決勝点に絡み、悔いの残るパフォーマンスとなってしまった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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