“偶然”と見誤る超絶ループ弾 日本戦出場のブラジル代表テクニシャンが自画自賛「美しい」

リバプール戦の終盤、ブラジル代表MFウィリアンが鮮やかな一撃

 チェルシーはプレミアリーグ第13節の敵地リバプール戦に臨み、先制をされるも終盤に追いつき1-1と引き分けた。強豪同士が激突した一戦で劇的な同点弾を叩き込んだのは、10日に行われた日本代表との国際親善試合にも先発したブラジル代表MFだ。その鮮やかな一撃は“偶然のクロス”と見誤ってしまうほどで、本人は「美しいゴール」と自画自賛している。

 前半はともに決定打を欠いて0-0のまま後半へ突入した。スコアが動いたのは後半20分。リバプールのMFフィリペ・コウチーニョの突破からMFアレックス・オックスレイド=チェンバレンが中央でつなぎ、最後はFWモハメド・サラーが右足で流し込んで古巣から先制点を奪った。劣勢のチェルシーはその後、次々と交代カードを切ると、同38分に投入した男が期待に応える。

 チェルシーのアントニオ・コンテ監督が最後に送り出したブラジル代表MFウィリアンだ。10日の日本代表戦では右ウイングで先発し、3-1の勝利に貢献したアタッカーは、リバプール戦でも圧巻のプレーを見せる。

 投入からわずか2分後、相手のペナルティーエリア前でボールを受けたウィリアンは、相手が寄せるなか右に流れながらエリア内に侵入。虚を突いたタイミングで右足を振り抜くと、ふわりと浮いたボールはベルギー代表GKシモン・ミニョレの頭上を越えてゴール左隅へと吸い込まれた。終盤の同点弾で、試合は1-1のドローに終わっている。

 

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