U-22日本代表がリオ五輪アジア最終予選に進出! 厳しい1次予選で得たモノ

 

久保の先制点で逃げ切り、3戦全勝無失点で終える

 

 U-22日本代表は31日、マレーシアのシャーアラムスタジアムで開催国のU-22マレーシア代表と対戦し、1-0で白星を飾った。前半41分、FW久保裕也(ヤングボーイズ)が挙げた1点で辛くも勝利を収めた。これでリオデジャネイロ五輪1次予選を兼ねたU-23アジア選手権予選I組を3戦全勝で首位通過。来年1月の最終予選進出を決めた。

 日本は、試合開始から守備に人数を割くマレーシアの壁を崩せずにいた。この苦しい展開の中、久保が均衡を破った。前半41分、左サイドのDF安在和樹(東京ヴェルディ)の上げたクロスを頭で合わせ、待望の先制ゴールを決めた。

 若き日本の背番 号「11」は、29日のベトナム戦に先発出場したが不発に終わっていた。2戦連続先発出場の期待に応え、閉塞(へいそく)感を打破するゴールを決めた。

 1点リードで折り返した日本は後半に入ると、さらに攻勢を強めた。しかし、追加点は生まれず。1-0で逃げ切った。

 中1日の3連戦をチーム一丸となって乗り越えたU-22日本代表は、来年1月に行われる最終予選へと駒を進めた。3戦全勝での通過となったが、決して簡単な試合ばかりではなかった。人数を掛けて守る守備を崩すアイデアや、決定力は改善しなければいけない課題だろう。アジアの壁を乗り越え、ブラジルの地を踏むためには、さらなる成長が欠かせない。それを思い知らされた1次予選でもあった。

【了】

サッカーマガジンゾー ンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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