浦和GK西川、ACL決勝レーザー妨害を意に介さず 余裕の一言「中東ではよくあること」

西川が余裕の表情「正直、中国の方が…」

 西川は「難しい試合になると思っていたけど、想定内だった」と振り返ったが、そうした妨害行為の可能性も織り込み済みだったのだろう。日本代表の一員として中東遠征を繰り返してきた経験が生きる形になった。

 また、6万人の完全アウェーの雰囲気についても「正直、中国(広州恒大や上海上港)でのアウェーの方が凄かったですね。サウジでは、散歩していても意外と応援してくれて、ウェルカムでしたよ」と余裕の表情を浮かべる。

 25日の第2戦に向け、西川は「二度とチャンスがないというくらい、この一戦に懸けたい。90分間、引いて守ることはない。勝利にこだわって、守るべきところを守る」と力強く語った。今季は日本代表からの落選など苦しい時期も味わった“笑顔の守護神”は、無失点なら無条件でACL優勝を決められるホームでの決戦でゴールを死守する構えだ。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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