イタリア連盟会長が辞任会見で暴露 W杯出場逃した監督を「選んだのはリッピだ」

4人のリストに誰が存在したかは明かさず

 4人のリストの中に他に誰が存在したのかは明らかにしなかったが、タベッキオ氏は辞任の間際にリッピ氏の存在を公に暴露するという行為に出た。リッピ氏は現在、中国代表監督を務めているが、ヴェントゥーラ氏の就任時には広州恒大(中国)での監督業を終え、中国代表監督に就任する直前だった。

 現在、イタリア代表監督は空位のままとなっている。後任には今季バイエルン・ミュンヘンの監督を解任された世界的な名将カルロ・アンチェロッティ氏が筆頭候補とされている。しかし、新会長の選挙が終了するまでは正式な就任は難しそうな情勢にある。

 最後の最後にスキャンダラスな内幕を暴露した会長が去っていったイタリアサッカー界は、このまま混迷を極めていくのか、それとも大幅な改革により復活するのか。新会長と代表新監督の選出に、辛辣なメディアを含めてイタリア国内から厳しい視線が注がれることになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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