レアルFWベイルが再離脱 「直近60試合中40試合を欠場」の”負傷癖”に地元紙も落胆

9日の練習中に左足内転筋を負傷し、マルカ紙は「1カ月間で戻ってくるのは苦しい」

 レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルは卓越した身体能力を誇り、高速ドリブルとヘディングシュートがトレードマークだったが、今や“怪我がち”のレッテルが際立っている。クラブ公式サイトがトレーニング中に内転筋を負傷したと発表。レアル寄りで知られるスペイン紙「マルカ」は、「直近60試合中40試合を欠場している」と嘆いた。

 公式サイトによれば、ベイルは現地時間9日のトレーニング中に左足内転筋を負傷。回復状況を待つとしているが、「マルカ」紙の見立ては悲観的だ。「このタイプの負傷で、1カ月間で戻ってくることは苦しいだろう」と、18日に行われるアトレチコ・マドリードとの“マドリードダービー”への出場が厳しいこと、そして12月にUAEで開催されるクラブワールドカップ出場も微妙な状況に陥ったとしている。

 ベイルは9月のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ、ドルトムント戦で負った左ふくらはぎの負傷からの復帰プロセスにあったなか、再び戦列を離れることになる。以前から怪我の多かったベイルだが、ここ1年間はより厳しい状況で“ガラスの快速アタッカー”と化している。

 昨年11月に左足首に重傷を負って、3カ月の戦線離脱を強いられた。それ以降も小さな怪我を繰り返したことによって、記事では「レアルがこの1年間戦った60試合のうち、40試合を欠場している」と、シーズンのほぼ3分の2を棒に振っているとの事実を紹介した。

 ジネディーヌ・ジダン監督率いるチームは、「BBCトリオ」の相棒であるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと元フランス代表FWカリム・ベンゼマが、ゴール数が少ないことで批判の対象にされている。ピッチに立っている二人以上に、怪我を繰り返しているベイルに対しても厳しい目が向けられているのは否めない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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