ネイマールは「主人公」 日本は「最大の被害者」 輝きを放った天才をスペイン紙が絶賛

ワールドクラスの個人能力を見せた王国ブラジル「最初から日本相手に優勢に立った」

 ブラジル代表は10日に行われた日本代表との国際親善試合で3-1と快勝を飾った。前半に3得点を奪うなど圧倒的な攻撃力の中で、輝きを放ったのはやはりFWネイマール(パリ・サンジェルマン)だった。得点こそPKでの1ゴールに終わったものの、かつての古巣バルセロナを基幹とするスペイン紙「スポルト」は、「この試合の主人公だった」と絶賛。また4試合で8ゴールと相性が良い日本について「最大の被害者」と表現している。

 4-3-3の左ウイングでキックオフの笛を聞いたネイマールは、前半10分にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で得たPKを決めて先制点をゲット。同16分に再び巡ってきたPKのチャンスをGK川島永嗣(メス)に止められる失敗があったものの、マッチアップしたDF酒井宏樹(マルセイユ)だけでなく複数人に囲まれながらも持ち前のキープ力でボールを奪われず、DFマルセロ(レアル・マドリード)とともにワールドクラスの個人能力を見せつけた。

 記事では、前半に見せたブラジルの変幻自在な攻撃について「雨の中でキックオフを迎え、冬の太陽が指し込んで終わった試合は、長い時間のポゼッション、鋭いカウンターを使い分けられるブラジルが最初から日本相手に優勢に立った」と前半の戦いぶりを称した。そして、日本がA代表戦で通算12試合を戦いながらも1勝もできないことに触れるとともに、ネイマールが日本を“お得意様”としていることにもこう触れている。

 

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