チェフが起用法次第で来季チェルシー退団も 「何がベストか考える」
「このようなシーズンをもう1年送ろうとは思わない」
チェルシーのチェコ代表GKペトル・チェフが出場機会を得るために来季移籍も辞さない意向を明らかにしている。チェコ紙「イデネス」で語ったもの。
32歳の守護神は今季リーグ戦でアトレチコ・マドリードへの期限付き移籍から復帰したベルギー代表GKティボ・クルトゥワにレギュラーの座を奪われたが、リーグカップではゴールマウスを守り、昨季チェルシーに復帰したジョゼ・モウリーニョ監督の第二次政権での初タイトルに貢献した。実力はいまだワールドクラスだ。
「私はクラブの考えを知らない。ティボと私の2人体制が成功したように思えるかもしれないが、それは1シーズン限定だ。私はこのようなシーズンをもう1年送ろうとは思わない。私はこの問題については夏まで触らないつもりだ。すべての利害を含めて考えるために監督やクラブと話し合うことが重要だと考えている。私とクラブは何がベストなのか考えることになる」
ここ3年のリーグ戦34試合でクリーンシートを実現している名手は一流の誇りを言葉に込めていた。地元メディアはGKの補強の優先度の高いアーセナルなど強豪が獲得に乗り出していると報じており、モウリーニョ監督も記者会見でチェフ獲得には高額の移籍金が必要となると牽制。偉大な守護神を巡って争奪戦に発展しそうな気配だ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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