モウリーニョ監督が今季ブレーク中の新鋭DF獲得のいきさつを語る

テリーの後継者となる才能

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、U-21フランス代表DFクル・ズマの獲得に踏み切った経緯を語った。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。
 2014年にASサンテティエンヌからチェルシーに加入したズマは、ブルーズで今季頭角を現し始めた。リーグ戦第23節では2位マンチェスター・シティとの天王山にも先発出場を果たし、リーグカップ決勝のトットナム戦でもフル出場で優勝に貢献してきた。
 目覚ましい活躍を披露する20歳の新星について、モウリーニョ監督が獲得に至った背景をこう語っている。
「彼のプロフィルを見て獲得を決断した。 圧倒的なフィジカルにひかれたんだ。私は彼の戦術的知識に関しては満足していない。だが、それは私が彼に与えられるものだ」
 さらに、モウリーニョ監督は、ズマがいずれ先発に定着する存在となる力を備えていることを力説した。
「私は彼がプレシーズンで大きなミスを犯したのを見ていた。だが、『それがどうした?』と、思っていたよ。ノープロブレムだ。彼は明るく、素直で、献身的だ。その姿勢が、今季ガリー・ケイヒルとポジション争いをするまでに成長した証しだよ」
 ズマは、ビッグクラブとの大一番でも安定したパフォーマンスを見せており、指揮官からの信頼も勝ち取ろうとしている。
 チェルシーは今年35歳を迎える主将DFジョン・テリーの後釜を探してきた。ズマ がこのまま順調に成長曲線を描けば、ブルーズの魂の後継者に座ることができるだろう。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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