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主将テリーが首位チェルシーの抱える最大の悩みを激白
先発GKの人選問題「どうすべきかわからない」
チェルシーの元イングランド代表DFジョン・テリーが、プレミア首位を独走する絶好調のチーム抱えているGKの人選問題について苦悩を明らかにしている。英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
チェルシーは昨夏にアトレチコ・マドリードに期限付き移籍していたベルギー代表GKティボ・クルトワを復帰させたことで、それまで絶対的守護神としてゴールマウスを守ってきたチェコ代表GKペトロ・チェフをバックアッパーに格下げせざるを得ない状況となっている。
ジョゼ・モウリーニョ監督も17日の1-1ドローに終わったUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント、パリ・サンジェルマン戦の前日会見で「もし可能なら、同時に2人ともプレーさせることを望んでいる」と語り、トップGKを2人も抱える悩みを明かしていた。PSG戦ではクルトワが獅子奮迅のセーブを連発したことで、指揮官は敵地でドローという成果を手にすることができた。
キャプテンを務めるテリーも、世界最高峰の守護神2人の起用について頭を抱えていた。
「ティボは異次元のGKだ。ビッグ・ピート(チェフの愛称)にとっては不運だろうね。彼だって先週のエバートン戦でロメウ・ルカクの決定的なシュートを信じられないスーパーセーブで防いだ素晴らしいGKなのだから。
僕は正直どうすべきなのかわからない。だが、監督はうまくマネジメントするだろう。2人ともすべての試合に出場したいと思っているのは当然のことだ。GKをローテーションで起用するというのは、想像以上に難しい。だから、監督の決断を尊重していくのが一番だ」
テリーはこう語っている。クルトワとチェフという、世界でも指折りの守護神を抱えるメリットはあるが、不協和音を生まないために、指揮官の真価が問われることになる。キャプテンは、「スペシャル・ワン」のチームマネジメント力に全幅の信頼を置いているようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images