首位浮上の完封劇にも「もっとやらなきゃ」 24歳守護神が見せた好守…持ち帰った刺激「世界基準なんだな」

WEリーグは浦和がINACを破って首位浮上
WEリーグは10月24日に第6節の試合が行われ、首位決戦になったゲームは三菱重工浦和レッズレディースがINAC神戸レオネッサに2-0で勝利した。無失点で終えたゲームに浦和のGK福田史織は「代表のレベルでやることで、もっとやらなきゃなと刺激を受けて帰ってきました」と話している。
前節のジェフユナイテッド千葉レディース戦に敗れた次のゲームということもあり、福田は「負けてしまった後で、大事にしていた一戦」と話した。チームが前半に2点を先行する展開の中で、ラスト15分ほどはINACがロングスローも駆使しながら押し込んできたが、積極的なハイボールへの飛び出しも見せながら無失点で締めくくって勝利を収めた。これにより浦和は得失点差で日テレ・東京ヴェルディベレーザと千葉を抑えて首位に浮上している。
浦和の下部組織で育った福田は2021年のWEリーグ創設に合わせてトップ昇格。2シーズン目の22-23シーズンは、長らくなでしこジャパンでもプレーしてきたGK池田咲紀子の負傷離脱もあり、レギュラーに定着してWEリーグカップ優勝にも貢献した。しかし池田の復帰後はサブGKの時期が長く、昨季はRB大宮アルディージャに期限付き移籍して1シーズンを正GKとしてプレー。今季に浦和へ復帰するタイミングで、国内組中心に臨むアジア競技大会のなでしこジャパンに選出されていた。
それでも、シーズン開幕から浦和では池田が起用されていた。その時期について福田は「久しぶりに(浦和へ)戻ってきてチームでやっていくときに、自分の中では全然足りていないなという部分が多かったので、ある意味スタメンではないことも腑に落ちているところはありました」と振り返る。そうした中で合流した代表チームでは、1試合の出場で代表デビューは飾ったものの、際どいゲームになった準決勝と決勝はGK大場朱羽が出場していた。
その期間について「代表のレベルでやることで、もっとやらなきゃなと刺激を受けて帰ってきました」と話す福田は、今季からスコットランドに移籍した大場のプレーから「クロスとかハイボールの処理がすごく上手で、ああいうのが世界基準なんだなと思いますし、特に乱れることなく、常に安定してプレーできるところがあります。そういう安定感をもたらせるようなキーパーになるのが、代表のキーパーだと思う」という印象を受けたと話す。
そこから浦和に戻り、福田は出場機会を掴んでINAC戦で公式戦3試合連続での出場になった。代表での経験を経て「ちょっとした細かいところから意識するようになった」と、自身の変化を話した。国内組を中心にしたチームで優勝を果たしたアジア大会だったが、その経験が選手たちによってWEリーグに還元されていることを表すものになっていた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)






















