家族が運んだ「ちょっとした運」 執念のヘッド…助っ人DFが相棒を絶賛「互いを高め合っていける」

アレクサンダー・ショルツが相棒の稲村隼翔を絶賛した
FC東京は10月17日、J1リーグ第10節で東京ヴェルディと対戦し、4-0で快勝した。この試合、センターバックとして先発したFC東京のDFアレクサンダー・ショルツとDF稲村隼翔は、それぞれ決定的な働きを見せて無失点。前半19分に稲村がFW染埜唯月の退場を誘発。ショルツは前半41分に先制点となるヘディングを決め、後半の立ち上がりにはPKを誘発し、FWマルセロ・ヒアンのゴールにつながるPKも獲得した。
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この日、メインスタンドにはショルツのネームと「24」が入ったユニフォームを着た外国人サポーターの姿があった。「昨日、妹が初めて日本に来て、今日は試合を見に来てくれたんだ。彼女と旦那さん、それに2人の子供たち。家族のみんながちょっとした運を僕にもたらしてくれたのかもしれないね」と家族の来日を明かした。
攻撃面で決定的な仕事をしたショルツだが、守備面でもチームの完封に貢献。チーム記録となるリーグ戦5試合連続完封を達成できた背景には、試合後に必ずミーティングをしているという稲村との好連携が語り落とせない。ショルツ自身は、1列前のボランチの働きぶりやチームとして高い位置から守備ができていることをその要因に挙げたが、センターバックを組んでいる稲村の成長と相性の良さについても言及した。
「これまで、同じような強さを持った選手とコンビを組んだ時、今のようには、あまりうまくいかないことが多かった。でも、今回はそれが本当にうまくいっている。お互いに競争心があって、ボールを持った時も、守備の時もベストでいたいと思っているからなのかもしれない(笑)。ただ、僕たちのコンビネーションは本当に良いし、それぞれが基本的にミスをしないでプレーできている。私自身『彼がミスをしないなら、私もミスをしないぞ』と思ってプレーしている。きっと彼もそう思っているんじゃないかな。それは一つのポイントで、とても高い基準を持てていれば、互いを高め合っていける。そういう感覚を持てているよ」とショルツは言い、さらに稲村が飛躍を遂げる可能性を感じ取っていると続けた。
「稲村は今、自分の最高到達点をどんどん高めている。それを単に1試合でやっているわけではなく、ほぼすべての試合でやっている。つまり、彼は次のレベルに到達できると思うし、そうなってほしい。今シーズンが彼にとって、次のレベルにブレークスルーするシーズンになる予感がしているし、彼のプレーを楽しめるうちに、味わいつくさないといけないと思っているよ」と、前所属がスコットランド1部セルティックのDFの躍進を予見した。
第10節を終えて優勝争いのできる位置にいて、大きな手応えを得ているFC東京だが、次節は柏レイソルとの大一番となる。今回のダービー以上に、ショルツと稲村も試されることになるはずだ。ショルツは、現在の心境について「水戸戦で敗れたあとと、まったく同じ気持ちだ」と、敗れたルヴァン杯3回戦後と同じだと話し、その理由を説いた。
「あの試合のあとは、みんなががっかりしていて、私は『今日の試合は忘れよう。重要な試合が控えている』と話した。今日も同じだ。ダービーに勝って喜んでいるけれど、柏との試合は完全に違うものになるからね。今日は11人対10人で戦ったことで、大きなストレスがかからなかった。でも、次はそうはいかない。違う試合になると、切り替えなければいけないんだ」とショルツは、気を引き締め直し、柏との大一番に向かう。






















