小林悠が香川真司と交わした“最後”の約束「引退する前に」 試合前に話し込み「ちょうだい、と」

小林悠が今季初出場
来年1月での現役引退を発表した川崎フロンターレの元日本代表FW小林悠が10月17日、J1リーグ第10節セレッソ大阪戦(4-2)で今季初出場を果たした。後半41分から途中出場。4月に左ヒラメ筋肉離れで負傷離脱し、U-21リーグで実戦復帰を果たしていた39歳のストライカーがJ1の舞台に戻ってきた。試合後には盟友・MF香川真司とユニフォームを交換。残り2か月半「点を決めることはブレずにやっていきたい」と決意を新たにした。
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ピッチサイドに立った背番号11。川崎サポーターからこの日一番の拍手が送られた。引退を決めたエースの登場。中村憲剛ヘッドコーチから激励され、アウェーの芝生を踏んだ。
「(監督からは)点をとってきてくれということと、推される展開になるかもしれないから起点になってくれ、と。U-21で出てから1回も試合をやれていないので、正直、自分でも未知だなと思って臨んだんですけど、試合やっていないな、というのは感じましたね」
それでも1点リードの試合終了間際、MF大関友翔のシュートコースを空けるために身体を張って相手を止め、ダメ押しゴールが生まれた。大関は「悠さんが相手を抑えてくれたことによって僕がフリーになった」と感謝。チームは3試合ぶり勝利を飾った。
「優勝を目指す上でこれ以上上位に離されちゃいけない。引き分けを勝ちに持って行ったり、負けを引き分けに持って行ったり、そういうところが優勝に近づくと思うのでみんなで共有したい」
9月23日、39歳の誕生日に引退会見を開き、来年の1月1日限りで現役を退くことを発表した。リーグMVP、得点王と数々の歴史を刻み、J1通算144得点。4月の負傷で戦線離脱していたが、10月3日のU-21リーグ第4節東京ヴェルディ戦で途中出場し、実戦復帰の場でゴールも決めた。この日がJ1復帰戦。「ゴールをしっかり目指して、点を決めることというのはブレずにやっていきたいなと思います」と残りの現役生活を走り抜く。
試合前は日本代表で共闘した香川と話し込む姿も見られた。「ユニフォームちょうだいと言って、向こうからもちょうだいと言われたり。引退する前にユニフォームをもらっておかないとなと思って。同世代ですし、本当に素晴らしい選手。交換できて良かった」と宝物も増えた。終盤には同時にピッチに立った。ベテランが作り出した貴重な時間だった。
「真司が頑張っている姿を見ていて嬉しかった。(C大阪には)ノボリ(登里)もいますしね。まだまだ負けずに。自分は引退するけど、2人には頑張ってほしい」
近づくラスト、踏み出した1歩。日本サッカー界のレジェンドはまだまだ歴史の1ページを見せてくれるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)























