J1で唯一の未勝利「正直難しい」 ダービーで屈辱の大敗…試合後にサポから言われた「背中を押すから」

東京Vの森田晃樹【写真:増田美咲】
東京Vの森田晃樹【写真:増田美咲】

東京Vの森田晃樹が振り返った

 東京ヴェルディは10月17日、J1第10節でFC東京との東京ダービーに臨んだが0-4で敗れ、開幕10試合未勝利(4分け6敗)となった。試合後、東京VのキャプテンであるMF森田晃樹は、「厳しいですよね。退場が言い訳になるわけではないですし、90分で0-4という結果は非常に重く受け止めています。どこかできっかけをつかまなければいけないけれど、今日はそういう試合にならなかった」と唇を噛んだ。

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 開幕9試合未勝利だった東京Vにとって、東京ダービーというビッグマッチは流れを変えるために絶好のチャンスだった。第4節の鹿島戦で負傷していた森田が、この試合にベンチ入りしたのも、その重要性がゆえだったはずだ。後半34分からピッチに立った10番は、「思っていたより体は動きましたし、足の部分も不安なくやれたので、個人的なコンディションは良くなっているかなと思います」と、今季2度目の出場を振り返っている。

 そんな森田がベンチにいた試合の序盤、東京Vは決して悪くなかった。CKから先制点を挙げたFC東京のDFアレクサンダー・ショルツも、「4-0で簡単なゲームだったように見えるが、2-0になるまでは非常に難しいゲームだった。彼らにとって退場とPKを与えたことはアンラッキーだった。2-0になってからはスペースもできたけれど、それまでヴェルディはとても良くやっていた」と、その戦いぶりを口にしている。

 しかし、前半19分にFW染野唯月が一発退場となり、一方的に押し込まれる展開になったなかでCKからショルツにヘディングでゴールを許す。さらに後半10分にもショルツのクロスがDFの手に当たってPKを与え、これをFWマルセロ・ヒアンに決められた。

 森田も「退場が早い時間ではありましたが、前半をゼロで抑えなければいけなかった。セットプレーでしたけど、抑えられたところだと思うので。そこはちょっともったいないと感じました」と、セットプレーの失点を反省点に挙げ、「数的不利だったので、耐えながらどこかで一発セットプレーだったり、カウンターは狙っていましたけど、なかなかそこまで至らなかった」と、1点ビハインドで迎えた後半の戦いについても反省した。

 ダービーでの0-4という惨敗を喫した直後、挨拶に行ったゴール裏ではサポーターと対話しているような場面もあった。「結果に対して言われるのは仕方がないところです。そのなかでも『バラバラになってはいけない。背中を押すから』と言って頂いた」と森田は感謝し、「あとは選手たちが、ピッチで結果を残すしかない。そこは本当にありがたいですし、しっかり勝利を届けないといけないと思いました」と、前を向いた。

 この日の退場やPK献上、ケガ人の続出といったアクシデントが、今季の東京Vから勝ち点を奪っているようにも外からは見えるが、森田は「それを言い訳にしたくないし、逃げたくない」ときっぱりと言い、「起きてしまったことはしようがないから、そこでどうやってチームとして踏ん張るかが大事だと思う。今のままだと正直、難しい。やっぱりチャレンジすることが大事。連戦ですし、チーム状況としては難しい状況ですが、チャレンジするしかない。もう上がっていくしかないので、本当に前を向いて、下を向いている暇はないので、やり続けるしかないと思います」と、厳しいスタートとなったなかで今後の巻き返しへの決意を述べた。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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