異色経歴の33歳日本人「いつも通り」 開始30分で5失点…J1勢に痛感した差「一歩二歩先を行ってた」

柏戦に出場した志村謄【写真:産経新聞社】
柏戦に出場した志村謄【写真:産経新聞社】

志村謄が約7年ぶりに日本でプレーをした

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のリーグフェーズ第2節が各地で行われ、柏サッカースタジアムでJ1の柏レイソルとタイ1部ポートFCが対戦。ポートFCの日本人MF志村謄(しむら・のぼる)が約7年ぶりとなる日本でのプレーを振り返った。

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 前半から身振り手振りで味方に声を届けた。後半途中からはキャプテンマークを巻き、中盤で奮闘。J1首位の柏を相手に1点を返すきっかけになるなど、90分間ピッチで戦い続ける姿があった。

 現在33歳の志村にとって約7年ぶりになった日本での一戦。新潟県のJAPANサッカーカレッジからモンテネグロリーグに挑戦し、3年間プレーをしたのちにセルビアリーグへ移籍をした。2019年には期限付き移籍で当時J2のFC町田ゼルビアに加入して1シーズンプレー。再びセルビアに戻り、2023年からタイリーグに挑戦した異色の経歴を持つ。

 ACLEの初戦ではヴィッセル神戸と対戦し、2戦目で柏と対戦。志村はJ1トップレベルのクラブとの差について「切り替えの早さが一番感じました。切り替えの早さと、ボールのコントロールの質だったりというのは、やっぱりタイリーグにはない部分かなと」と率直な印象を口にした。

 試合を通して、Jリーグで首位に立つ柏の強度やクオリティを前半の初め頃から察知していた。チームとしては開始3分に失点を喫し、30分までに5失点と苦しい展開を強いられた。後半に入ると、志村は3バックの中央へとポジションを下げて守備を固め、カウンターを狙う戦い方へと修正。垣田を見る役割を担いながら、ピッチ上では身振り手振りでポジショニングを細かく指示した。後半にはキャプテンマークを巻き、「戦うところの部分は常に声を出して」とチームを鼓舞し続けた。1点を返すきっかけになったのも志村のプレーからだった。

「球際の部分で、勝てるところもありましたけど、基本的には相手のほうが一歩二歩先を行ってたなという印象は受けました。コンパクトにっていうところは常に監督がおっしゃってて。ただ、監督が就任してからもう期間が全然なくて、色々な大会も出てるので修正する部分ができてなかったかなと思います」

 約7年ぶりとなった日本での公式戦。ACLという大舞台での日本への挑戦に対して「特に感じることはないですけど、いつも通りプレーしました」と特別な感慨はない。周囲の注目とは対照的で、「アジアの大会だからということはなく、いつも通り、タイリーグも含め、自分なりにプレーしようという風には思っています」。淡々と試合を振り返りながらも、アジアのトップレベルでプレーする経験を糧にして、ACLEでの残り6試合に向かっていく。

(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)



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