若手陣には厳しい評価「精度を欠いた」 英記者が日本代表を採点…突きつけた現実「生かせなかった」

英記者が日本代表の先発11人を採点【写真:徳原隆元】
英記者が日本代表の先発11人を採点【写真:徳原隆元】

マイケル・チャーチ氏が先発した11人を採点

 森保一監督率いる日本代表は9月28日、エディオンピースウイング広島でベネズエラ代表と対戦し、2-1で劇的な勝利を収めた。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を7大会連続で現地取材中の英国人記者マイケル・チャーチ氏が、この試合の先発メンバー(急遽出場を含む)を採点する。

<GK>
■小久保玲央ブライアン 6点
 静かなデビュー戦だったが、前半終了間際に試合が一気に動き出した。アディショナルタイム1分に相手のヘディングシュートを見事な反射神経で防いだ。しかし、その数秒後には瀬古歩夢のライン上のクリアに救われるなどやや不安定だった。ハーフタイムに交代。

<DF>
■渡辺剛 6点
 キックオフ時点では、メンバーを大幅に入れ替えたラインナップの中で最年長であり、森保一監督は彼のリーダーシップに期待していたに違いない。堅実な働きで、後半の終盤には絶妙なタイミングでのカバーリングで鈴木彩艶を救った。

■瀬古歩夢 6点
 前半終了間際に決定的な仕事を果たした。素晴らしい危機察知能力でボールをライン上でクリアし、同点のままハーフタイムを迎えることができた。終始、堅実なパフォーマンスだった。

■鈴木淳之介 5.5点
 後半アディショナルタイムのファウルが取り消されたことで胸をなでおろしたにちがいない。彼が献上したかに思われたPKは無効となり、反対に日本にPKが与えられた。最高のパフォーマンスではなかったが、90分間戦い抜いた。

<MF/FW>
■中野就斗 5.5
 地元・広島のファンの前でアピールの機会を与えられ、72分間の代表デビュー戦となった。堂安律との交代でベンチに下がるまで、目立ったプレーはそれほどなかった。

■熊坂光希 採点なし
 負傷により8分足らずでのピッチを後にした。試合に影響を与えることがないまま田中聡と交代した。

■鎌田大地 6
 前半45分間で最も決定的なチャンスを作り出した。クリスタル・パレスの男は巧みなフリックでスペースへ走り込んだ相馬勇紀へのパスを通した。しかし、相馬がそのチャンスを生かせなかった。ハーフタイムで交代した。

■相馬勇紀 6
 前半31分のチャンスは決めなければ行けなかった。鎌田からの素晴らしいフリックパスを受けて時間もスペースも十分にあったが、ベネズエラのGKホセ・コントレラスに向けてシュートを打ってしまった。ゴールは決められなかったが、素晴らしい運動量を見せていた。

■佐藤龍之介 5.5点
 相手の守備陣を崩す才能の片鱗は見せた。前半終了5分前にはベネズエラ陣内の深くまで攻め込んだが、ラストパスは精度を欠いていた。ハーフタイムで交代した。

■齋藤俊輔 5点
 代表デビューとなったが、この代表ウィークでさらなるチャンスを得るにはよりアピールが必要になるだろう。大半の部分で存在感を示すことができず、ハーフタイムで交代した5人のうちの1人になった。

■後藤啓介 5.5点
 上田綺世の定位置を脅かすようなプレーを見せることができなかった。ゴールを決めるチャンスはあったが、33分の場面では焦りから枠を大きく外してしまった。45分のみのプレーだった。

■田中聡 5.5点
 開始から10分も経たないうちにベンチから投入され、試合に適応するまでにやや時間を要した。後藤へ素晴らしいパスを通した場面はあったが、シュートは枠の外に外れた。

(マイケル・チャーチ/Michael Church)



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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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