森保Jで鮮烈デビュー「特徴が生きた」 発揮した“規格外の武器”…元同僚の代表OBが感嘆「相変わらず」

ウルグアイ戦で先制弾を決めた松木玖生【写真:徳原隆元】
ウルグアイ戦で先制弾を決めた松木玖生【写真:徳原隆元】

【専門家の目|高萩洋次郎】日本はウルグアイに3-1で勝利

 日本代表は9月24日、宮城スタジアムでウルグアイ代表と対戦し3-1で勝利を収めた。この試合で鮮烈なデビューを飾ったMF松木玖生について、FC東京で共闘した元日本代表MF高萩洋次郎氏の目には大舞台で力を発揮する後輩の頼もしい姿がしっかりと映っていた。

    ◇   ◇   ◇

 代表初出場という緊張感のある舞台でありながら、松木はピッチに入った瞬間から自身の持ち味を前面に押し出していた。そして前半11分にいきなり見せ場がやってきた。右サイドでボール受けた松木はゴールに向かってドリブルを開始。カットインから左足を振り抜くと、グラウンダーの鋭いシュートはゴール左隅に突き刺さり、先制点をもたらした。

 松木は膝スライディングのゴールパフォーマンスで感情を爆発。「彼のメンタリティが代表初出場で、相変わらず発揮されているなと。大舞台に強いですよね」と高萩氏は感嘆した。

 現在23歳の松木は青森山田高校時代から注目を浴びていたなかで、2022年にFC東京入り。同年夏までクラブ在籍した高萩氏は当時36歳であったが、そんなベテランにもプロ1年目だった松木は物怖じせず、話を聞きに行くなどしていたという。

 そして、この試合を通じて印象的だったのは、ピッチ上で醸し出していたゴールへの強い意志だと高萩氏は言い、ゴールシーンでは「ボールを持った時からシュートまでいくって決めていたと思います」と選手目線で解説した。

「メンタル、気持ちで必ずアピールしてゴールを奪いに行くというのは最初のプレーから見えていました。それがしかも結果につながるのは彼の大舞台に強い特徴がいきた部分じゃないかなって」と、その言葉通り物怖じしないメンタルで奪った代表初ゴールは、チーム全体を活気づけた。

 大舞台になればなるほど輝きを放つそのタフなメンタリティは、今後の日本代表にとっても最大の武器となっていくに違いない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



page 1/1

高萩洋次郎

高萩洋次郎(たかはぎ・ようじろう)/1986年8月2日生まれ、福島・いわき市出身。高校から広島ユースに入団。2003年4月のJ2湘南戦で、当時のJリーグ最年少記録となる16歳8か月3日で出場を果たした。同11月に17歳でプロ契約。2010年にナビスコ杯(現ルヴァン杯)でニューヒーロー賞を受賞。12年にはリーグ最多13アシストを記録し、広島の初優勝に貢献。ベストイレブンにも選ばれた。14年シーズン限りで広島退団後はウェスタン・シドニー・ワンダラーズ、FCソウルを経て、17年にFC東京に加入し、中心選手として活躍。その後は栃木SC、アルビレックス新潟シンガポールでプレーし、2025年1月に現役引退。日本代表では3試合に出場。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング