ドンナルンマら新星輩出のミランが若き芸術家育成へ 本社ギャラリー開設がイタリアで話題

革新的なオフィスの中に、モダンアートを紹介する「カーサ・ミラン・ギャラリー」

 ACミランは4月にシルビオ・ベルルスコーニ前会長が退き、中国人オーナーが買収する一大革命が起きた。今夏の移籍市場ではDFマテオ・ムサッキオ、MFハカン・チャルハノールら実力者の補強に次々と成功し、新シーズンに向けたこれまでになかった期待感を示している。

 そんな名門はピッチ外でも新たな取り組みをスタートさせている。ミラン市のフィエラにそびえ立つ革新的なオフィス「カーサ・ミラン」の中に、モダンアートを紹介する「カーサ・ミラン・ギャラリー」が最近オープンして話題を呼んでいる。

 5月25日は新進気鋭のアーティスト、オロデ・デ・オロがモザイクの技術を駆使した作品の数々をこのギャラリーに展示。この展覧会のオープニングには、ミラン往年のレジェンドで、クラブ幹部を務める元イタリア代表DFフランコ・バレージ氏も出席した。

 近代的なオフィス、カーサ・ミランに相応しい展覧会となったが、この本社オフィスを設計したイタリアの高名な建築家、ファビオ・ノベンブレはデ・オロの作ったミランのチームカラー「赤」を前面に押し出す作品について解説文を寄せている。

 

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