ディ・マリアがわずか在籍1年で電撃移籍!? 英紙が報じる

マンUでの役割に疑問、家族も治安を懸念か

 マンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアに早くも退団の可能性が浮上している。英地元紙「デイリー・スター」が報じている。

 昨夏にプレミアリーグ歴代最高額の移籍金5970万ポンド(約106億円)でレアル・マドリードからマンUに加入したばかりのディ・マリアだが、度重なる負傷に苦しみ、ベストパフォーマンスはまだ発揮できていない。

 ルイス・ファン・ハール監督が導入している細かい約束事の多い3-5-2システムにおいて、ディ・マリアの持ち味が本来最も発揮できるトップ下のポジションに主将のイングランド代表MFウェイン・ルーニーでほぼ固定されているため、低い位置のセントラルハーフや、2トップの一角での起用など、いまだにディ・マリアのポジションに関するオランダ人指揮官の試行錯誤が続いている。

 自分の最大限のパフォーマンスを発揮できるプレー環境を望んでいるというディ・マリアにはピッチ外の問題にも巻き込まれたばかりだった。先日ディ・マリアの自宅に強盗が侵入し、避難を強いられたことから、家族も英国の治安を懸念している模様。決して順風満帆の船出とはいえなかったマンチェスターから、早くも移籍する意向に傾き始めているという。

 地元メディアにディ・マリアが将来的な移籍希望を明かしていたパリ・サンジェルマンは、アルゼンチン人アタッカーの獲得に積極的な様子だが、昨夏UEFAによるファイナンシャル・フェア・プレーの規定に抵触し、6000万ユーロ(約80億円)の罰金支払いを余儀なくされたばかり。ファン・ハール監督は売却に強い難色を示すだろうと伝えられているが、本人の希望次第では近い未来に再び世界を揺るがす電撃移籍が実現するかもしれない。

【了】

 

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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