アーセナル育成コーチが語る日本人選手の“弱点” 致命傷になり得る二つの傾向とは

「トラップやパスの正確性に欠けている」

 また技術力が高いと称したものの「基礎練習不足の影響か、トラップやパスの正確性に欠けている」とファーストタッチの置きどころなど、“魅せるプレー”ではなく“個の力で勝つためのプレー”を磨く意図を持つべきだとも指摘。激しい球際の局面が連続するプレミアならではのアプローチと言える。

 アーセナルのコーチ陣が認めた勤勉性などに加えて、個人でも闘える強さを身につける――。組織と個のレベルアップは分離したものではなく、並行していくものだ。それだけにプレミア強豪クラブのアドバイスは、育成年代の選手にとって頭の片隅に置いて損はないはずだ。

■アーセナルサッカースクール

https://arsenalsoccerschool-exsportisejapan.com/

【了】

茂野聡士●文 text by Satoshi Shigeno

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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