浦和から覚悟の移籍も「それ以上はない」 恩師から求められる高水準「過去は美化されやすい」

新天地デビューを飾った大久保智明「もう一段、二段上げなきゃいけない」
柏レイソルは1月31日、三協フロンテア柏スタジアムで行われたちばぎんカップで、ジェフユナイテッド市原・千葉と対戦し、2-1で勝利した。今オフ、浦和レッズから完全移籍で加入したMF大久保智明は後半16分から途中出場。満員に膨れ上がったホームスタジアムで第一歩を踏み出した27歳は「もう一段、二段上げなきゃいけない」と奮起を誓ったうえで、古巣・浦和への思いも口にした。
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柏がポゼッション率で圧倒した前半とは変わり、千葉が攻勢を強めた後半16分。「どんどん仕掛けて」というリカルド・ロドリゲス監督の指示を受け、左ウィングバックで新天地デビューを飾った。投入直後には同点ゴールを許し、「自分が出てからバイタルでカウンターを食らうようになったり、セカンドを拾われるようになったんで、意図した感じとはならなかった。申し訳ない」と反省も口にしたが、表情からは充実感も感じさせた。
失点後は右シャドーの位置にポジションを変更。「サポーターの声がすごく聞こえましたし、圧倒的ホームな感じがした」という声援を受け、「追加点を取りたいというのが一番だった。あとは自分が持った時のカットインがあるんでそこは意識しました」と、積極的にゴールに迫った。終了間際に、ペナルティエリア外から左足で放ったシュートは相手GK若原智哉のビッグセーブに阻まれたが「久々に試合中にああやってシュート打つ場面が訪れたので、次は確実に仕留めるようにしたい」と次戦への奮起を明かした。
強い覚悟を持って浦和からの移籍を決断した。中央大在籍時に特別指定選手として加入が内定し、21年の正式加入以降、5シーズンに渡って在籍。クラブのアジア制覇に中心選手として貢献したが、近年は縦を切り裂くドリブルが鳴りを潜め、出場機会が激減。昨年6月に開催されたクラブワールドカップも、敗退が決定していたグループステージ第3節の19分だけの出場に終わっていた。
新天地で待つ競争については「リカルドが僕に求めるものは高いと思う。マチェイ(スコルジャ)にしても23年の僕と25年の僕では、監督の中でも25年は劣ってるっていう印象だと思う。過去は美化されやすい部分があるんで。リカルドが求めてる僕のプレーを、もう一段、二段上げなきゃいけないかなと思います」と意気込みを明かした。
3月18日にはアウェイでの浦和との一戦も迫っている。「浦和のサポーターの皆さんに向けてっていうのは、特に今はない。もうレイソルの選手なので、レイソルのサポーターのためにプレーするのが一番。浦和に特別な思いっていうのは、選手だったり、スタッフに対しては懐かしさだったり、すごくよくしてもらったんで思う部分はありますけど。それ以上はないです」とし、プレーに集中する姿勢をみせた。
キャンプから継続してリカルド監督から伝えられている言葉は「とにかく1対1は仕掛けろ」。かつて埼玉スタジアムを沸かせたレフティーは、新たな地での復活を心に誓っている。
(浜村祐仁 / Yujin Hamamura)





















