開始29秒で失点も…日本代表がアジアカップ初戦大勝 CKから3得点「そこを狙おうと」

フットサル日本代表が6-2でオーストラリアに勝利、白星発進を決めた
フットサル日本代表は1月28日、AFCフットサルアジアカップのグループC第1節でフットサルオーストラリア代表と対戦した。過去2大会連続で初戦を落としていた日本は、この試合でも開始29秒で先制されたが、同じ形のCKから3ゴールを挙げて逆転。最終的には6-2で勝利し、白星発進を決めた。
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高橋健介監督は、FP清水和也、FP吉川智貴、FP伊集龍二のFリーグで首位に立つ名古屋オーシャンズの選手を3人と昨季まで名古屋にいたFP甲斐稜人(ペスカドーラ町田)の4人で試合をスタートする。
慎重に試合を進めたい日本だったが、開始29秒に相手の最初のCKから先制ゴールを許してしまう。過去2大会の記憶が呼び起こされそうなイヤな展開になったが、それを払拭したのが、2大会連続、目前でアジアカップのメンバーから外されていたFP本石猛裕(バルドラール浦安)だった。第1ピリオド10分に右CKを得ると、ゴールから最も遠い位置にいた本石にパスが出る。本石が右足でシュートを放つと、GKの股を抜けていってゴールに決まり、日本が同点に追いついた。
オーストラリアは、同じ形のCKに対応が出来ない。今度は左CKを得ると、FP山中翔斗(ペスカドーラ町田)がミドルシュートを決めて逆転。さらに第1ピリオド10分にも、FP原田快(サンタ・コロマ)のシュートを相手GKが弾いたところを、FP内田隼太(サラゴサ)が押し込んで一気にリードを広げていった。第1ピリオド18分には、原田にも待望のゴールが生まれて、日本が4-1とリードしてハーフタイムに入った。
第2ピリオドから日本はGKをフィウーザ・ファビオ(湘南ベルマーレ)に交代。前回大会は直前で負傷してサポートメンバーに回ったフィウーザは、攻撃を強めてくるオーストラリアに冷静に対応し、ボール回しの際にも数的優位を作ってプレス回避するポイントとなった。
第2ピリオド10分には、山中のミドルシュートがクロスバーを叩くが、そこからの2次攻撃でFP山田凱斗(しながわシティ)が追加点を決める。パンチ力のあるオーストラリアは、強引に距離のある位置からもシュートを打とうとするが、日本は機動力を生かした守備で対抗する。
第2ピリオド12分には、フットサルと並行してプレーしているサッカーでも地域2部リーグで得点王とMVPに輝いたオーストラリア期待の若手FPジャイデン・ハーブにミスから1点を返される。それでも、そこからは崩れることなく戦う。同17分には本石が倒されて6つ目の直接FKとなるファウルを誘発し、第2PKを獲得。これを清水がゴール右に決めて、日本が6-2で勝利している。
同点ゴールを挙げ、この試合のMOMにも選出された本石は「2大会勝ててない初戦を落としているところで、この一戦に懸ける思いがみんなあったと思います。今まで日本代表に加わってきた人、関わってきた人たちにとって大事な一戦だったと思うので、ゴールを決めて勝たせることができて良かったと思います。先に失点しても早めの失点だったので返せると思っていましたし、かえって自分たちを締めることができて、良い切り替えができたと思います」と、ビハインドを背負ってからの勝利を喜んだ。
また、同じ形のCKから3点が入ったことに「GKの分析で下が弱いというのがあったので、シュートはふかさずに行けば入ると思っていました。そこはふかさずに、(キッカーの石田健太郎が)ボールを置いた瞬間に2番が下がったので、『下は空く』と思って、そこを狙おうと思っていました」と、スカウティング通りにできたと語った。
出場できなかった2大会分の鬱憤は、まだまだ晴らせたわけではない。本石は「これから本当に厳しい戦いになる。これより残り2試合はまだレベルが上がりますし、準々決勝、準決勝、決勝とさらにレベルが上がると思うので。得点して勝てるのが一番良いですが、チームの勝利のためにできることをやるしかないなと思います」と、中1日で迎えるタジキスタン戦以降の戦いに気を引き締め直した。
(河合 拓 / Taku Kawai)




















