負傷のU-20代表FW小川が帰国へ 離脱に「悔しい」と本音、仲間との別れ「泣きそうでした」

「一人一人握手」で別れを告げる

 第3戦のイタリア戦はスタンド観戦となった小川は、日本のプレーに一喜一憂しながらチームメートの戦う姿を見守った。この日、追撃弾と値千金の同点弾を決めた堂安は、ゴール後に小川のユニフォームをスタンドに向けて掲げるパフォーマンスを披露。まさにチーム一丸となってつかんだ16強への切符だった。

 同部屋の堂安から力強いメッセージを受け取った小川は、「あとU20のみんな、本当に感謝してます。自分のために朝早く起きてお見送りしてくれてありがとうございます。一人一人握手したとき、本当は泣きそうでした。決勝トーナメント頑張れ!応援してます!」と率直な思いを綴った。

 小川は悔しい思いを噛み殺し、チームメートに全てを託して離脱する形となったが、若きサムライブルーは韓国の地で躍進を遂げ、エースに朗報を届けられるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

田口有史●写真 photo by Yukihito Taguchi

 

 

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