J1昇格逃した徳島がMF永木亮太の退団を発表 濃密な2年半に別れ「未来を掴み取って」

J1昇格逃すも「この悔しさは一生忘れない」
徳島ヴォルティスは12月15日、MF永木亮太との契約が2025シーズンをもって満了となったことを発表した。37歳の元日本代表MFは、約2年半在籍したクラブを離れることとなった。
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神奈川県出身の永木は、川崎フロンターレの下部組織から中央大学を経て、2010年に湘南ベルマーレでプロデビュー。その後は鹿島アントラーズ、名古屋グランパスなどを経て、2023年に徳島へ加入した。2024シーズンにはキャプテンとしてチームを牽引し、今季は主将・岩尾憲を支える副キャプテンの立場で奮闘。2年半でJ2通算52試合に出場し1得点を記録した。
2016年には日本代表に初選出され、国際Aマッチ1試合に出場。鹿島時代にはAFCチャンピオンズリーグにも出場し、国内外の舞台で経験を積んだ。クラブを通じて発表されたコメントでは、「J1昇格という大きな目標を達成できなかったことが、本当に悔しく、申し訳ない気持ちでいっぱい」と心境を吐露。「阿波踊りも最高でした」「また必ず徳島に帰ってきます」とクラブと地域への深い愛情も示した。
永木のコメント全文は以下のとおり。
「今シーズンをもって、徳島ヴォルティスとの契約が満了となりました。徳島で過ごした約2年半は、僕のサッカー人生の中でも本当に濃く、忘れることのできない時間です。嬉しいことも、苦しいことも、悔しいことも、すべてが自分を成長させてくれました。
2024シーズンにキャプテンとしてチームを率いたこと、そして今季は同級生の長谷川と共にキャプテン岩尾を支えながらチームのために戦えたこと。このチームの一員としてピッチに立てたことを、心から誇りに思っています。それだけに、J1昇格という大きな目標を達成できなかったことが、本当に悔しく、申し訳ない気持ちでいっぱいです。今年のメンバーとなら必ず昇格できると、本気で信じていました。だからこそ、この悔しさは一生忘れないと思います。
それでも、今年のヴォルティスのメンバーは本当に素晴らしく、心から一緒に戦えて良かったと思える仲間たちです。来季も徳島でプレーする選手たちには、この悔しさを力に変えて、必ずヴォルティスの素晴らしい未来を掴み取ってほしいと願っています。 僕はこのチームを離れますが、徳島ヴォルティスはこれからも特別な存在です。どこにいても、心から応援し続けます。
最後に。 最初は不安もあった徳島の地ですが、気がつけば大好きな場所になっていました。サポーターの皆さまの声援、スポンサーの皆さまの支え、地域の方々の温かさ。そのすべてが、僕の背中を押してくれました。阿波踊りも最高でした。また必ず徳島に帰ってきます。 その時は、ぜひ声をかけてください」
(FOOTBALL ZONE編集部)













